どうも。シュウです!
大相撲初場所の11日目に、ちょっとした出来事があったのをご存じでしょうか?
立行司の第41代式守伊之助が、結びの一番の『正代』―『隠岐の海』で軍配差し違えをしたというものです。
今、何を言ったか分かりましたか?
行司というのは、土俵の中に立っている審判みたいな人ですね。
その審判の式守伊之助が、勝敗の判定を間違えちゃったということですね。
スポーツで審判が間違えることなんてよくあることですが、大相撲は少し特殊な世界なのでリサーチしてみたいと思います!
階級がある!?年収はどれくらい?ミスの影響は?
気になることがたくさんありますね~。
問題となった取り組みの動画もありますので、確認してみてくださいね!
※伊之助といっても、鬼滅の刃ではありませんからね!
そんじゃいってみましょう^_^
スポンサーリンク
式守伊之助(41代)の現在の階級は?
実は『立行司』というのが階級を表しているのですね。
立行司は、『たてぎょうじ』と読みます。
大相撲の行司における最高位の階級で、行司の横綱にあたります。
式守伊之助(41代)は最高位の行司ということなんです。
ちなみに行司は45人いて、階級は力士と同じように8段階になっています。
立行司 | 式守伊之助 |
木村庄之助 | |
三役格 | |
幕内格 | |
十両格 | |
幕下格 | |
三段目格 | |
序二段格 | |
序ノ口格 |
最高位の立行司は2人しかなれないのですね!
式守伊之助(41代)の給料や年収
行司はいわば、大相撲の裏方ですよね。
その裏方のトップである式守伊之助(41代)の給料ってどれくらいなのでしょうか?
NEWSポストセブンによると、立行司の年収は1300~1500万円にもなると言われているようです。
審判するだけでこんなにもらえるの!?
そう思ったかたもいらっしゃるのではありませんか?
それは大きな誤解みたいです。
実は行司は、土俵の上で審判をする以外にも、膨大な業務量があるようなんです。
挙げてみると、場所中の業務としては、
- 横綱や幕内力士の土俵入りの先導
- 翌日の取組書きと土俵上での紹介
- 勝敗の記録
- 決まり手の場内アナウンス
あたり。
さらに、場所中以外でも業務がたくさんあって、
- 土俵祭りの祭主
- 番付や取組編成会議での書記
- 顔触れ書き
などは行司がやっているようですよ。
そのうえ階級制ですからね、厳しい世界なのだと思います。
ちなみに行司の給料は、『本給+装束補助費(立行司で約5万円)+手当』で構成されるようです。
序ノ口行司の初任給は本給1万4000円+手当12万6000円で月14万円だそうです。
これはなかなか厳しい金額ですね^^;
他の階級の本給と装束補助費を一覧にすると、以下のようになります。
【本給】
- 序ノ口格行司 14,000~20,000円未満
- 序二段格行司 20,000~29,000円未満
- 三段目格行司 29,000~42,000円未満
- 幕下格行司 42,000~100,000円未満
- 十枚目格行司 100,000~200,000円未満
- 幕内格行司 200,000~360,000円未満
- 三役格行司 360,000~400,000円未満
- 立行司 400,000~500,000円未満
【装束補助費】
- 幕下以下行司 20,000円
- 十枚目格行司 25,000円
- 幕内格行司 30,000円
- 三役格行司 40,000円
- 立行司 50,000円
スタート時の給料の低さに加え、トップの立行司になれるのは二人だけですからね。
これは相当厳しい世界だなということがよく分かります。
式守伊之助(41代)の昇格に軍配差し違えの影響は?
そんな厳しい世界で、軍配差し違えというミスをした場合、昇格(階級)に影響はあるのでしょうか?
降格とか・・・・・・・・・
まずは今回話題になった取り組みをご覧ください。
これは判定難しいですよね~。
これで進退を伺わないといけないって、本当に厳しい世界・・・。
最高格である立行司は、実は短刀を差しているんです。
ありますね~。短刀。
これは、軍配を差し違えてしまった場合には切腹するという覚悟を示したものとする説があり、差し違いをした立行司は実際に切腹をすることこそないものの、日本相撲協会に進退伺いを出すことが慣例となっているようです。
今回の軍配差し違えについても、式守伊之助(41代)は進退伺を出していて、慰留されたということです。
スポンサーリンク
降格になることも?
今回は慰留されたということですが、降格することもあるのでしょうか?
実は、そこは力士の横綱と同じルールなんです。
立行司は降格がないんです。
だから進退の伺いを出すんですね。
要するに、続けるか、やめるか、なんです。
ある意味厳しい判断をしなければなりません。
他の階級については、軍配差し違えについて明確に降格のルールが定められているようです。
- 幕下格行司と十両格行司は年9回以上で降格
- 幕内格行司と三役格行司は年6回以上で降格
- どの階級も、1場所で3回以上差し違えをすると即降格
何気なく見ていましたが、行司の皆さんも必死で判定されているのですね!
まとめ
というわけで今回は、行司という大相撲の裏方の職業に注目して、行司の階級や給料、最高位の1つ式守伊之助(41代)についてリサーチしてみました。
- 式守伊之助は行司の最高位の立行司の1人
- 立行司の年収は1300~1500万円といわれている
- 立行司に降格はなく、軍配差し違えをすると進退の伺いを出す
- 行司は階級制の非常にシビアな世界!
力士を目指している人の中には、行司へ路線変更をする人もいるそう。
どちらを目指すにもして厳しい世界には違いありませんね。
これからは大相撲を見る目が変わりそうです!
以上、シュウでした!あいばね。
スポンサーリンク